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2020.09.30

イノベーションはインフォーマル学習から

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インフォーマルラーニングは、組織のイノベーションに欠かせない要素です(この記事を参照)。今日は、Clark Quinnさんが、このインフォーマルラーニングについて掘り下げた記事を紹介します。

 

問題解決、デザイン、調査研究など、組織のイノベーションにとって重要な課題は、はじめから答えが用意されているわけではありません。だから、このように明確な答えのない課題に取り組むには、学習、特に会社から与えられる従来の研修ではなく、個々人やグループで自発的に行われるインフォーマルな学習が必要とされます。

インフォーマルな学習では、ソリューションの可能性を探求することになるので、それを促進し、最適化する要因が何かを知る必要があります。

 

答えの見つかる可能性の高い領域を探索する

ソリューションの可能性を探るときには、その領域をあまり早い時期に制限しないことが重要です。可能性が除外されないよう、十分かつ体系的に探索する必要があります。

 

具体的な問題がありチームでその解決に取り組む場合には、多様性のある小さなチームが理想です(通常、5~6人)。チームでアイデアを出すときには、考えを共有する前に、それぞれのメンバーが別個に考え、他の人の考えに影響を受けないようにします。安心して意見を共有できる環境も必要です。

アイデアを共有するときには、すぐに評価・収束するのではなく、分岐させ、より広く深い探索を行います。たとえばデザイン思考では、問題を包括的に探索するために、問題に対して分岐的および収束的に取り組み、ソリューションを考えます。

 

特定の問題があるのではなく、革新的なアイデアを継続的に出す場合には、また別の環境が必要とされます。これには、学習文化が必要です。多様性に価値を置き、アイデアを安心して共有できるようにします。新たなアイデアを積極的に受け入れ、よく考えたり、試行したりする時間を持つことも必要です。

思いがけない発見(serendipity)は、オフィスの配置や対話から生まれる可能性があります。たとえば、喫茶室と郵便室を一緒にするだけでもその可能性が高まります。

声に出して働く(work out loud)ことも重要です。これは、自分が仕事をするときに考えていることを声に出して説明することです。

 

全体として重要なのは、このようなイノベーションを促進する要素(文化、方法、ポリシー)が存在することです。L&Dは、こうしたすべてを用意し、最良の結果を達成する必要があります。

 

元の記事:

https://learningsolutionsmag.com/articles/quinnsights-informal-innovation

 

Clark Quinn氏による他の記事:

http://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/

 

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