ATD Japan Summit

2020.07.01

オンライン環境に求められる人間的配慮

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NetSpeed LearningのCEOであり、効果的なウェビナーに関する著作(『Great Webinars: Create Interactive Learning That is Captivating, Informative, and Fun』)もあるCynthia Clay氏によれば、オンライン環境にいる場合であっても、人に認められたいなど、人間としての欲求には変わりはないので、それを尊重する必要があります。このATDに掲載されていたCynthia Clay氏の記事では、オンライントレーニング時に、5つの人間的欲求を満たす方法が紹介されています。

 

オンライン研修に参加者が積極的に参加できるようにするには、以下に示すように、その人間としての欲求を尊重する方法を考慮する必要があります。

 

集団に受け入れられたい欲求(インクルージョン)

人は、自分が所属する集団の価値ある一員であると感じたいものです。だからファシリテーターは、オンライン研修に早めにログインし、アクセスしてくる参加者を暖かく迎え入れる必要があります。参加者には、一人ひとりの名前で呼びかけます。

 

心理的安全性

事前にオンラインツールの使い方を学ぶ機会を設けるなど、参加者がオンライン環境で不安なく操作できるようにしておきます。

 

自分は正しいと思いたい欲求

自分の能力や経験に自身があるので、チャットなどを使って講義の内容に絶えずコメントしてくる人がいる場合には、無視するのではなく、まず、その専門性を言葉に出して認めます。そのうえで、そのコメントを取り上げるかどうかを判断します。

 

自分は有能であると思いたい欲求

人は、失敗することによって自分の有能感を損ないたくないと思うものです。だから、オンライン学習で使うアクティビティは、失敗の少ない小さなものからはじめます。うまくいかない人が出ないよう、ファシリテーターが各ステップのデモを行ってから、個々人に試行させます。

 

人に承認されたい欲求

率先して発言したり、共有したりする度合いが激しすぎる人がいる場合には、まずは、そのことに感謝の意を表明します。その上で、「他の人の意見も聞いてみたい」などと言って、その人がその場を独占しすぎないように配慮します。

 

オンライン環境で経験を積むにつれ、ちょっとした手がかりから、参加者の人間としての欲求を読み取り、それに適切に対処することが可能になります。

 

 

元の記事:

https://www.td.org/insights/meeting-human-needs-in-the-virtual-classroom

 

 

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