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2020.08.07

ラーナーエクスペリエンス(LX: Learner eXperience)デザインは、コンテンツではなく学習者が中心

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今日は、Learning Solutionsのサイトに掲載されていたラーナーエクスペリエンス(LX: Learner eXperience)デザインについての記事を紹介します。

 

LXデザインは、インストラクションデザイン、ユーザーエクスペリエンスデザイン、ユーザーインターフェイス/ビジュアルデザインといった複数の領域にまたがります。デザイン思考、ユーザー中心デザイン、ユニバーサルデザインといった要素も必要です。これらの領域に適切に注意を払い、巧みに構成すれば、エンゲージングで効果的な学習体験を作ることができます。

 

LXデザインでは、インストラクションデザインの主要な要素を保ちつつ、学習者に対して新たな重点がおかれます。

  • インストラクションデザインでは、組織が求める特定の学習目標を考慮する必要があります。一方、LXデザインでは、学んだスキルや知識をどのように適用するかに重点が置かれます。
  • LXデザイナーは、UXデザイナーと同様、学習者が何かを使って学ぶときに行うアクションについての責任を持ちます。製品やサイトなどを使うときに、ユーザーがどのように感じるかなど、デザイン的な側面を考慮します。
  • LXデザイナーは、UXデザイナーと同様、学習体験のルック&フィールをデザイン/作成します。視覚的に洗練されたインターフェイスを用意するだけでなく、明確性、判読性、論理性、検索性なども考慮します。

エンゲージングな学習体験を作るには、タスクや情報にフォーカスした分析的な思考と、さまざまな学習ニーズに適合するソリューションを考えるクリエイティブな思考が必要です。eラーニング/情報/ビジュアルデザイナーであるConnie Malamed氏は、その方法としてデザイン思考を推奨しています(この記事を参照)。

 

インストラクションデザインから学習者体験(LX)へのシフト

これは単なる呼び方の違い以上のことを意味します。

インストラクションデザインでは学習目標が重要であり、それに従ってインストラクションのアプローチが選択されます。

学習者体験でも学習目標を満たす必要がありますが、学習者を中心とした柔軟な形式や方法が求められます。LXデザインでは、それぞれの学習者の違いに注目し、それぞれに適した学習パスを考慮する必要があります。

学習者中心のアプローチは、学習のパーソナライズやアダプティブラーニングとも関連しています。たとえば、分岐シナリオをデザインしたり、AIのアルゴリズムを使ってそれぞれの人に適した学習パスを生成するなどです。

 

LXデザインは、多様なアプローチや形式、プラットフォームを使ってコンテンツを提供することを可能にします。これにより、デジタル環境を使って学ぶ学習者に、多くのスキルセット、テクノロジー、学習機会を与えるような完全で豊富な学習体験を提供することが可能になります。

 

元の記事:

https://learningsolutionsmag.com/articles/lx-design-shifts-emphasis-from-elearning-content-to-learners

 

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