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2020.09.03

創造性を妨げる要因

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今日は、Connie Malamedさんによるクリエイティビティに関する記事を紹介します。

 

創造を阻む要因

James Adamsは、その著作『Conceptual Blockbusting』の中で、創造性を阻む共通の障害を挙げています。

 

  1. 知覚による妨げ

Adamsによると、人は多くの場合、自分が予測した考えに反する証拠を受け入れません。人は、自分のフィルターやステレオタイプを通じて世界を見ているので、知覚が、創造的な問題解決を妨げる要因となる場合があります。

  1. 感情による妨げ

多くの人は、リスクをとることを好まず、誤りを恐れます。自信の欠如や拒否される恐怖が強ければ、創造性が妨げられます。Adamsによると、このような感情は、新しいことを思いついたり、それに手を加えたり、掘り下げたりすることの邪魔となります。脳についての研究では、人が理性によって状況を判断する前に、感覚器官からの信号が、脳の感情を司る部分に届いていることがわかっています。

  1. 文化や環境による妨げ

人は、年齢、民族、宗教など、多くの文化に属していますが、その文化が、創造性を妨げる場合があります。たとえば、遊びや空想は子供のためのものであるとか、論理は感情よりも重要であると考える文化の中にいれば、創造性が妨げられます。

  1. 知性や表現による妨げ

これは、ひとつの観点から問題を捉えようとする場合に生じる妨げのことです。特定の領域の問題であっても、別の領域の考え方によってそれを解決できる場合もあります。柔軟な考え方のできない人は、創造的な解決策を得ることができません。

 

元の記事:

http://theelearningcoach.com/learning/is-your-creativity-blocked/

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