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2019.04.09

学習工学(Learning Engineering):学習科学とテクノロジーの融合

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今日は、学習工学(Learning Engineering)という最近注目されている学術分野、およびその発展のためにIEEEが立ち上げたICICLEというコンソーシアムについてClark Quinnさんが解説している記事を紹介します。

 

最近では、ラーニングテクノロジーと呼ばれる学習のための新たなテクノロジーが普及しつつある一方、学習科学に基づき、人間の認知の仕組みに適したやり方で学習する方法が模索されています。これからの学習の専門家は、ラーニングテクノロジーと学習科学という2つの要素を統合してインストラクションを考える必要があります。学習工学とは、そのための学術分野です。

テクノロジー

学習の世界でも、AIやマシンラーニング、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、データアナリティクスといった最新のテクノロジーが使用されるようになっていますが、このような技術を活用するには、デジタル工学に関する洗練されたスキルが必要とされます。

学習科学

学習科学自体は新しい分野ではありませんが、これを実際の学習に取り入れようという動きはあるものの、まだ完全には浸透していません。

学習工学

工学とは科学を実際に適用することを意味します。だから学習工学は、「学習科学を適用する」ための学問という意味になります。

IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)では、ICICLE(IC Industry Consortium on Learning Engineering)という、新たなテクノロジーに学習科学を適用することを目的としたコンソーシアムを立ち上げています。ICICLEは、「職業・学問の一分野としての学習工学の発展を支援する」ことを目的としています。また、学習工学のプロフェッショナル(ラーニングエンジニア)には、「工学・システム思考と、学習科学・人材開発の理論を統合するような独自のスキルセット」が必要とされます。

これからの学習の専門家は、テクノロジー、認知科学、システム思考、デザイン思考といった幅広い分野に対応する必要があるようです。

 

元の記事:

https://www.learningsolutionsmag.com/articles/quinnsights-get-ready-for-learning-engineering

関連記事:

学習工学(Learning Engineering)とは

学習工学(learning engineering)とテクノロジーの未来

学習工学(Learning Engineering)について知っておくべき7つのこと

学習工学が、インストラクションデザインやEdTechに意味すること

IEEE ICICLE:

https://www.ieeeicicle.org/

 

Clark Quinn氏による他の記事:

http://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/

 

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