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2019.12.20

トレーニングで学んだことが職場に適用されるようにする方法

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企業では、従業員向けに日々多数のトレーニングが提供されていますが、そこで学んだことは必ずしも職場に適用(転移)されません。この記事は、ATD 2019 Japan Summitで来日したATDマスタートレーナーのNelson Santiago氏が、その原因と対策について解説したものです(ATD 2019 Japan Summitでも同様の内容の講演がありました)。

 

従業員がトレーニングで学んだことが職場に適用されなければ、時間、お金、努力の無駄となります。この問題に対処するには、学習する従業員だけでなく、その上司、トレーナーも含めた三者がトレーニングに対する責任を共有し、トレーニング前、トレーニング中、トレーニング後に、適切なコミュニケーションを行う必要があります。

 

トレーニング前

トレーナーが、学習者の上司と相談し、学習者の具体的なニーズにコンテンツを適合させたり、そのトレーニングの利点や期待される結果を上司が部下に説明できるように支援する必要があります。学習者は、事前学習を行ったり、学ぶ意欲を高めるなどの準備を行います。

トレーニング中

トレーナーは、学習者が積極的にコンテンツに取り組み、他の学習者やファシリテーターと交流できるよう、心理的に安心でき、快適な環境を用意する必要があります。

トレーニング後

トレーニングコースが終わったら、学習者とその上司は、学んだ知識やスキルが実際に適用されているかを確認するため話し合いの時間を持ちます。上司は、部下が学んだことを適用する機会を与え、新たなスキルを練習することを奨励するなど、継続的なサポートを与える必要があります。

 

 

元の記事:

https://www.td.org/magazines/td-magazine/enlist-managers-for-effective-training

 

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