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2019.10.16

マイクロラーニングを使った技術者トレーニング

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今日は、ある企業に導入されたマイクロラーニングの事例を紹介します。

 

この会社では、さまざまな場所に分散し、多くの場合一人で働いている技術者にマイクロラーニングを提供しています。

この会社のユニークなところは、カフェテリアで昼食の列に並んでいる間にスマートフォンを使って学習するようにしているところです。技術者たちは、列に並んでいる間、毎日5分程度マイクロラーニングを使って学習します。

このマイクロラーニングは、ハードウェアやソフトウェアに関するちょっとした知識を提供するものであり、短いビデオや記事などの形式で配信されます。知識や理解、適用を確認するための質問や、製品リリースのスケジュールなども配信されています。

ちょっとした時間に学習できる上、毎日学習するという、企業文化の醸成にも役立ちます。

技術者をエンゲージするため、履修の状況や、テストの正解がポイントで示され、チームや地域で競い合うようになっています。

この会社のトレーニングは、すべてがマイクロラーニングというわけではありません。たとえば新規採用者には、インストラクター指導のトレーニングが行われています。マイクロラーニングは、このような対面式のトレーニングを補足・強化する方法として使われています。

この会社の技術者たちは、eラーニングやウェビナーのために時間を捻出するのではなく、モバイルデバイスを使って簡単に学習できるこのマイクロラーニングを高く評価しています。

この会社では技術者向けのモバイル化を推進しており、マイクロラーニングだけでなく、案件管理、部品の注文、顧客とのコミュニケーション、トレーニングなどが、すべて昼食の列に並んでいるうちに終えられるようにしています。その結果、案件のクローズ率や顧客満足度、従業員のエンゲージメントスコアが大幅に向上したそうです。

 

元の記事:

https://www.learningsolutionsmag.com/articles/microlearning-engages-a-dispersed-technical-workforce

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