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2020.07.15

ワークフローラーニングが従来型トレーニングと根本的に異なる5つのポイント

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ワークフローラーニング(仕事の流れの中で学ぶ)とは、学習のためにわざわざ別の環境(教室など)に赴くのではなく、仕事をしながら必要に応じて適宜学ぶことです。このような環境を用意することは、従来型トレーニングで学んだことを実際の職場で適用できるようにする上でも重要です。今日は、このワークフローラーニングとは何かについて解説している記事を紹介します。

 

ワークフローラーニングには、学習者が仕事を中断することなく仕事上の必要を満たすことを可能にする以下の5つの主な特徴があります。

 

  1. 即時性

ワークフローラーニングは、従来型研修やeラーニングのように、業務を離れることなく学ぶことを可能にします。

  1. コラボレーション

ワークフローラーニングは通常、一人で行います。しかし、コンテンツキュレーションを行って、同僚同士で共有したり、専門家に質問できる環境を用意するなどコラボレーションの余地もあります。

  1. スケジュール

従来型トレーニングとは異なり、ワークフローラーニングはあらかじめ決められたスケジュールに従って行われるのではなく、仕事をする人の必要に応じて行われます。

  1. 学習者の直近の問題を解決

従来のトレーニングでは、ビジネスゴールの達成、問題解決、行動変容など、特定の学習目標が設定されており、学習者には、体系的な知識や特定のスキルをマスターすることが期待されます。一方、ワークフローラーニングは、特定のトピックやスキルをマスターするのではなく、目前の問題を解決するためのものです。だからインストラクションデザイナーは、必要とされる情報がすぐに検索できるような機能を用意することが重要です。

  1. 結果

従来のトレーニングは、学習することによる何らかの行動の変化を目的としています。一方、ワークフローラーニングは、学習者の長期的行動を変えることが目的ではなく、仕事をより効果的に行うことに役立ちます。たとえばチェックリストなど、ワークフローの中で使うツールは、それを頻繁に使うことにより、そのタスクを一貫して正確に使えるようになり、行動変容につながります。

 

 

元の記事:

https://learningsolutionsmag.com/articles/5-fundamental-ways-workflow-learning-differs-from-training?utm_campaign=lspub&utm_medium=link&utm_source=lspub

 

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