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2019.04.17

効果的な学習方法

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以前にも別の記事(『学習の科学に関するATDレポート』)で紹介したように、一般の人が、効果的な学習方法だと信じていることは、科学的に検証してみると必ずしもそうではない場合があるようです。

今日は、学習心理学者のPaul A. Kirshner氏と職場の学習の専門家であるMirjam Neelen氏が共同で執筆している「Three Star Learning Experiences: An Evidence-informed Blog For Learning Professional」というブログサイトに掲載されていた効果的な学習方法を紹介します。

効果的な学習方法:

  1. 練習を分散させる

すべてのコンテンツを一回だけ学習するだけでは、人間はすぐに忘れてしまいます。つめこみ勉強は一時的には効果がありますが、時間をおいて繰り返すことによって、長期的記憶が強化されます。

  1. 練習テストを使う

テストは、学習者の注意をひきつけ、学んだことを思い出すための手段として有効です。人間は、いったん学習したことを、テストという別のコンテキスト思い出すことによって、学習が強化され、学んだことを適切に適用できるようになります。

  1. 質問を使う

たった今学んだことが、なぜそのようであるかの理由を尋ねる(または学習者が自分で自分に質問する)ことにより、それについて深く考えることが促され、学習内容の統合が促されます。

  1. 自分で自分に説明する

学んだ内容や手順を自分で自分に説明することにより、学習が促進されます。たとえば、「たった今読んだ内容は、自分がすでに知っていることとどのように関連しているか?」を考えてみます。

元の記事:

https://3starlearningexperiences.wordpress.com/2015/07/14/learning-the-smart-way-2/

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