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2019.09.30

学習文化の構築

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学習を促進するには、進んで学ぼうとする意欲が欠かせません。これには、人の認知機能を考慮した学習方法をとるだけでなく、学習文化の構築が必要とされます。今日は、この学習文化の構築に関するClark Quinnさんの記事を紹介します。

 

学習文化の構築が重要である理由

Peter Sengeの「学習する組織」で言われているように、学習文化のある組織では、最高のパフォーマンスが発揮されます。単に決められたことをするだけでなく、従業員が真の関与意識を持ち、自分の所属する組織の成功を望めば、大きな成功がもたらされます。

複雑な問題への対処に必要とされるスキルや知識をひとりの人間がすべて備えていることはありえないので、一人ですべてを行う方法では、もはや時代についていくことはできません。これからは、従業員同士が協力し、互いの失敗から学び、共有し合う文化が必要とされます。

テクノロジーと文化

このような状況ではテクノロジーが役立ちます。学習とは、単なる従来型のコンテンツを学ぶことだけでなく、インフォーマルに学ぶ(協力し合って新たな問題を解決する)ことでもあります。これには、フィードバックを得たり、協力し合うための仕組みが必要であり、そのためのツールが存在しています。また、仕事の状況を追跡し、どのような方法が効果的であるかを発見することのできるツールもあります。

実現方法

組織を大きく変えるには、大きなことを一度に行うより、小さな体系的なステップを少しずつ行うほうが効果的です。L&Dは、学習に関する小さな取り組みをサポートし、ツールと学習の関連性について理解する必要があります。

リーダーは、単に行うべきことを説くだけでなく、自ら率先する必要があります。

 

元の記事:

https://learningsolutionsmag.com/articles/quinnsights-building-a-learning-culture

 

Clark Quinn氏による他の記事:

https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/

 

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