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2019.04.23

アメリカの学習業界は流行に流されやすい

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アメリカのL&D業界では、数年おきに学習に関する新たなトピックが流行します。過去には、ソーシャルラーニング、ゲーミフィケーション、モバイルラーニングなどが話題となり、最近では、マイクロラーニング、ARやVRなどが流行っています。

 

しかし、JD Dillonさんによれば、L&Dの流行に飛びつき、やがてそれに飽きてしまう傾向は、こうした新たなアイデアの持つ可能性を見逃してしまうことにつながります。使いようによっては価値のある方法であっても、単に一時的流行だとして、やがて却下されてしまうのは残念なことです。

アメリカのL&D業界では、ゲーミフィケーションなど流行りのトピックの可能性について、それ単独で考える傾向にあります。しかし実際には、職場の学習という複雑なエコシステムの中でその効果について考え、活用する必要があるのです。

L&Dのプロフェッショナルは、新たな流行や誇大宣伝に惑わされるのではなく、その本質を見極め、どのようにすれば、これまで自分たちの行ってきた方法にその新たな要素を組み入れて活用できるかを考える必要があります。

仕事やテクノロジーは絶えず変化します。しかし人間がどのように学ぶかという基本原則は変わりません。流行りのトピックに惑わされるのではなく、実証済みの原則を適用することに集中すべきです。

 

元の記事:

https://www.learningsolutionsmag.com/articles/in-real-life-get-rid-of-the-boxes

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