IPIニュースレター購読お申込み

2020.09.10

感情について明らかになった7つのこと

Written by

心理学や神経科学の世界では、この10年ほどの間に感情というものに関して驚くべき発見があったようです。今日紹介するのは、感情に関する研究の第一人者であるLisa Feldman Barrett氏の著作『How Emotions Are Made: The Secret Life of the Brain』のポイントをまとめた記事です。

 

感情は、文化や地域によって異なる

喜怒哀楽といった感情は、生来のものであるように感じられますが、文化が異なれば、感情も異なります。

 

女性のみが感情的なのではない

研究によれば、男女の感情を追跡すると、平均的には違いがないそうです。

 

感情は、単なる脳の反応ではない

人間の脳は、単に刺激に反応するのではなく、自分の生命を維持するため、次の瞬間に何が起こるかを絶えず予想し、その予想の正しさを確認することに大半の時間を費やしています。

 

感情は、身体の健康に関連している

研究によると、感情知性が発達している人の方が、病気になることが少ないそうです。

 

生来の感情というものはない

研究によると、赤ん坊は、ある程度の年齢になるまでは、大人と同様の感情を持たないことが示されています。感情は、文化や経験に従って形成されていきます。

 

感情知性(emotional intelligence)のある子どもは成績がよい

研究によると、感情に関する言葉の使い方や知識を教わった子供は、その社会的行動や成績が向上したそうです。

 

感情に関する言葉が、感情のコントロールに役立つ

感情に関する言葉を多く知っているほど、脳が多くの感情を作ることができるようになり、状況に応じて適切な感情を意識的に作り出すことができるようになります。

 

 

元の記事:

https://www.femalefirst.co.uk/books/how-emotions-are-made-the-secret-life-of-the-brain-lisa-feldman-barrett-1058349.html

 

関連記事:

学習と感情に関する他の記事

 

※このサイトに掲載されている一連の記事は、オリジナルの記事の全体または一部の概要を紹介するものです。正確なところはオリジナルの記事をご参照ください。