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2020.01.07

新年の目標を達成するための方法

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一連のブログの最初の記事(『新年の誓いは短く(習慣化の方法)』)にもあるように、新年に立てた目標はほとんど実現されないそうです。これは、スタンフォード大学で行動科学の研究をしているBJ Fogg氏による記事ですが、行動を習慣化するには、それを「小さくする」必要があります。

今日紹介する記事は、「小さくする」点ではBJ Fogg氏による方法と同じですが、さらに詳細な方法が示されています。これは、行動科学の研究者であり、行動科学に基づくパフォーマンス マネジメント コンサルタントであるAubrey Daniels氏による記事です。

 

  1. 大きな目標を立てるだけでなく、それにつながる一連の小さな目標に分ける

このとき、大きな目標を均等に分割するのではなく、はじめの目標はできるだけ小くし、次第に大きくしていきます。

  1. 100パーセント成功できるように個々の目標を決める

小さな目標であれば達成しやすく、達成したことにより、さらに行動を続ける意欲がわきます。逆に、あまり大きな目標は、達成できないことにより、意欲を損ないます。

  1. 実行可能な行動を明確に定義する

目標を達成するための行動が具体的で実行可能であれば、目標行動をとりやすく、自分が適切に行動できているかを知ることができます。

  1. 小さな目標の達成を頻繁に祝う

人は、自分の行動の結果に満足すれば、再びその行動をとる気持ちになります。行動の結果を認める方法として、目標行動を達成したことを自分自身で祝う方法も有効です。

  1. 自分のやりたいことの前に、目標行動を行う

目標行動をとるのが億劫な場合は、何か自分の好きなことをする前に、その行動を行うようにします。これはプレマックの原理といい、行われる頻度の高い(自分にとって好ましい)行動と、頻度の低い(自分にとって好ましくない)行動を組み合わせることにより、頻度の低かった行動がより頻繁に行われるようになるというものです。

 

ここでは、個人的な目標達成に役立つ部分のみをまとめましたが、この記事には、行動科学の原則に従って、従業員の行動を促す方法も書かれています。詳しくは原文をご参照ください。

 

元の記事:

https://rescue.ceoblognation.com/2015/01/20/setting-goals-smaller-better/

 

関連記事:

新年の誓いは短く(習慣化の方法)

 

※このサイトに掲載されている一連の記事は、オリジナルの記事の全体または一部の概要を紹介するものです。正確なところはオリジナルの記事をご参照ください。