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2019.07.26

職場で自律的学習を促進するには

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従業員に自律的学習能力があることは、企業の成功にとって重要です。今日は、職場で自律的学習を促す方法についての記事を紹介します。

 

Malcolm Knowlesによる成人学習者の特徴では、人は成熟するにつれ、スキルや知識の習得を次第に自律的に行うようになります。従業員の自律的学習をサポートすれば、このような傾向を活かすことができるだけでなく、不要なトレーニングを行う手間やコストが削減され、企業と組織両方にとって長期的価値がもたらされます。

優れた組織は、従業員が自律的学習スキルを身につけ、それを実践することに投資しています。

自律的学習は、必ずしも常にひとりで行うものではなく、グループで学んだり、インストラクターやメンターが関与する場合もあります。しかし、自律的学習は、必ずしも万人に適した方法ではなく、自律的学習を好まない人もいます。学習内容によっては、この方法が適していない場合もあります。

職場では、小グループや個人で自律的学習を促すことができます。その際、以下のようなリストを使って、自律的学習スキルのアセスメントを行います。

自律的学習に必要とされる能力:

  • 自分の知識やスキルを評価する。
  • 学習目標と計画を立てる。
  • 質の高い情報ソースを見つけ、それを評価する。 このスキルは、個人の知識管理(Personal Knowledge Management)スキルを発達させ、効果的な 個人の学習環境(Personal Learning Environment)を用意することによって高めることができます。
  • 質の高いソースから重要な情報を特定したり、環境にある機会を特定する。
  • 意味のある方法で情報を構成する。
  • 執筆、共有、口頭という方法を通じて新たな知識を伝達する。
  • 時間を管理する。
  • 学んだことを記憶し、新たな知識やスキルを適用する。
  • 自分自身の学習をモニタリングし、評価する(メタ認知を参照)。

 

元の記事:

http://theelearningcoach.com/learning/self-directed-learning/

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