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2017.11.08

#21 ハワイ ピース.jpg

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こんにちは、黒澤です。

今回のタイトルは、↑ の写真のファイル名です。
人生2度目の海外旅行的行事である、環太平洋合同演習海外派遣訓練(RIMPAC 1996)中の一枚です。

この訓練に参加した護衛艦の乗組員だったため、1996年5月初旬から同8月中旬くらいまで、日本にいませんでした。
あまり詳しく書くとまずそうな気もチラホラするので、簡単に。

日本を出てからハワイやアメリカ本土の軍港に寄港しつつ、日本に戻ってくるまで約3か月の渡航?でした。
トータルすると、ほぼ2か月は完全に海の上。
この海の上にいるときが、アメリカや他の参加国の海軍との共同訓練なんかををしているわけです。
ミサイル撃ったり、指定された船の配置につく陣形の訓練したり、もろもろですね。

一方で、期間中に陸地にいたのは、全部足して1か月程度。
寄港地に入港して、燃料や食料の補給と乗員の休暇のためです。
一番長かった寄港は、ハワイ(パールハーバー)に入港したときの、1週間でした。

とはいっても、毎日ワイキキビーチに繰り出せるわけではなく、交代制で留守番があります。
宿直という表現がイメージしやすい?でしょうか。
例えばですが、消防署員が、朝9時~夜18時までの勤務です!という状態だと、夜中に火事が起きても出動できません。
自衛隊も警察も消防も、名前は違えどほぼ同様の宿直的な交代制の勤務を「常に」しています。
正月だろうが、お盆だろうが、海外派遣訓練に参加していても例外はありません。
なので、ハワイに入港しても数日に1日は、艦でお留守番をすることになるのです。
実際には、隊員同士が相談して交代などをするため、休みたい日とお留守番をする日はある程度ですが、コントロールする余地があります。

海上での訓練がある期間にも宿直当番は存在しますが、どうせ海の上だとどこにも行けない(休みを取れない)ので、乗員に影響は少ないです。
そもそも海上での訓練期間は、ビッチリ訓練スケジュールを組まれています。土日関係なく。
なので、寄港地に入港したときは溜まった休みを消化するために、宿直員以外は、各自休暇申請をして休みを取ることになります。

例えば、「ハワイでの寄港は3日」という状況の場合、
 1日目(寄港初日)  Aグループが宿直
 2日目(寄港中日)  Bグループが宿直
 3日目(寄港最終日) Cグループが宿直
 4日目(出港日)   Dグループが本来は宿直。(だけど、乗員はどうせ全員そろって出港する)
 5日目(出港2日目)  Aグループが本来宿直。(だけど、訓練&どうせ外は海)
 以下、次の入港や帰国までループ。
こんなことが起こります。

A~Cグループの人たちは、休暇をとってワイキキやアラモアナショッピングセンターにいくなど、自由にできるのは2日しかありません。
唯一Dグループの人たちは、3日間まるまるフリーダムなのです。
いつが入港日か、自分がどの宿直グループか?によって、クジ運的なものはありましたね。
いろいろ思い出してたら、一喜一憂していた記憶が蘇ってきました。

先輩方の中には、上記の宿直を逆算したり、交代などを駆使して、
家族を別途飛行機で呼び寄せて南国休暇をとったり、という猛者もいました。

今回の写真は、そのパールハーバー入港前に、ウキウキしていた20歳の私です。
画像が荒いのは、時代のせいだと思ってください。
半分以上記憶はとんでいますが、この訓練参加に限らず、たくさんの貴重な経験を積ませてもらったな~、と遠い目になります。