IPIニュースレター購読お申込み

2019.10.04

L&Dに求められる変化

Written by

時代の変化とともに、学習・人材開発の職務(L&D)も変化していく必要があります。今日は、L&Dに必要とされる変化についてのClark Quinnさんによる記事を紹介します。

 

ビッグデータ、マシンラーニング、AIの発達により、単純作業が自動化され、アナリティクスが使用されるなど、仕事が根底から変化しています。従来型の学習(フォーマルラーニング)だけでは、このような変化に追いついていくことはできません。

L&Dは、従来型のコースだけでなく、各人がそれぞれ行う学習(インフォーマルラーニング)や、グループ学習をサポートする方法にも目を向ける必要があります。

VR、AR、チャットボット、コンテンツシステムなどを活用すれば、より深く学び、学習を分散させ、より柔軟な学び方をすることができます。L&Dは、このようなテクノロジーの活用方法を知る必要もあります。

しかし、L&Dは、このような変化にうまく対応できていません。ある調査によれば、L&Dリーダーのうち、自分が戦略的ビジネスリーダーだと考えている人は、たった14パーセントであり、52パーセントは、自分が凡庸であるか、それ以下であると考えています。

L&Dは変化・進歩していない

L&Dは、自分たちの活動への投資からビジネス上のインパクトが得られるようにする必要があります。しかしL&Dが行っていることはエビデンスに基づいておらず、適切な測定が行われていません。たとえば、従来型のスマイルシート(研修後のアンケート)では真に学習効果を測定できないというエビデンスがあるのに、この方法が使われ続けています。ビジネス上のインパクトを真に評価しておらず、現状に満足しています。

新たな時代には、学習を深く理解することが求められますが、L&Dほど、これに有利なポジションはありません。L&Dは、企業に成功をもたらす可能性を秘めているのです。現状に満足するのではなく、未来に目を向ける必要があるのです。

 

元の記事:

https://learningsolutionsmag.com/articles/quinnsights-no-room-for-complacency-in-ld

Clark Quinn氏による他の記事:

https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/

 

※このサイトに掲載されている一連の記事は、オリジナルの記事の全体または一部の概要を紹介するものです。正確なところはオリジナルの記事をご参照ください。