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2020.01.20

LMSとLXP(ラーニングエクスペリエンスプラットフォーム)どちらを導入すべきか?

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最近では、「LMSを使っていたのでは、もはや時代の変化のスピードに追いついていくことはできない」、「LMSは消滅しつつある」といった見出しを頻繁に目にする一方、LXP(ラーニングエクスペリエンスプラットフォーム)という職場の学習のための新たなプラットフォームが出現しています。今日は、このLMSとLXPについてATDのTD Magazineに掲載されていた記事を紹介します。

 

LXP(ラーニングエクスペリエンスプラットフォーム)とは?

LXPとは、テクノロジーを使って個々の学習者の学習ニーズを分析し、それに合わせて、学習リソースを自動的に推奨したり、検索する機能を備えたソフトウェアサービスのことです。

最近では、インターネット上の情報があふれ、適切な情報をみつけることが困難になっています。また、社内には有用なコンテンツが参照されないまま埋もれている場合が多々あります。LXPを使えば、社内コンテンツ、サードパーティのコンテンツ、オープンコンテンツなど、個々人の必要に合わせて情報をフィルタリングしたり、並べ替えたり、プッシュすることができるので、学習者が自律的に学習を進めたり、職務上の必要に応じて必要な情報を適時に効率よく学習することに役立ちます。

 

LXPは自律的学習に役立つ

ほとんどのLXPは、個々人が自分の学習ニーズを診断して自分自身の能力開発のためのステップを作り、それを組織の目標に適合させるなど、個人のキャリアと組織の両方に利益をもたらすような重要なスキルを特定し、開発することを可能にする機能を備えています。また、社員同士が互いに学び合うことができるようなソーシャルラーニング機能も備えています。

 

LMSとLXPどちらが必要か?

LMSは、コンプライアンスのための学習など、会社として正式に行い、履歴を残す必要のあるような学習の管理に適しています。一方、LXPは、個々の従業員が、自らの興味や必要性に応じて自律的に学んだり、社員同士で学び合う場合に適しています。

つまり、どちらが必要かということではなく、目的に応じてどちらも役に立ちます。これからは、効果的なLMSと同時に、LXPも導入されるようになると考えられます。

 

 

元の記事(ATD会員専用コンテンツ):

https://www.td.org/magazines/td-magazine/are-lxps-the-next-best-thing?cm_mmc=newsletter-_-email-_-undefined-_-TopicNewsletter-LearningTechnologies-Email-TopicNewsletter-January2020-15064&utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=TopicNewsletter-LearningTechnologies-Email-TopicNewsletter-January2020-15064

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