IPIニュースレター購読お申込み

2020.09.23

VRはリモート時代の学習に適したテクノロジー

Written by

新型コロナのせいで、リモートワークがまたたく間に普及・定着し、多くの企業が、DX(digital transformation)に真剣に取り組むようになっています。今日は、このような状況において職場の学習に活用できる最新テクノロジーに関する記事を紹介します。

 

リモートワークの普及に伴い、企業では、リモート学習、オンボーディング、新規採用、従業員のスキルアップなどのために最新のテクノロジーやリソースを用意する必要が生じています。

 

VRは新たなタイプのリモート学習として役立つ

リモート学習というと従来は、eラーニング、ウェビナー、ナレッジベース、ビデオなどが中心であり、必ずしも期待される効果をもたらしていませんでした。しかし最近では、学習のための効果的な方法として、VR(バーチャルリアリティ)が取り入れられるようになっています。VRは、ユーザーが時間や場所を問わず、リアルなシミュレーション環境で、失敗したときのリスクなしにトレーニングに没入することを可能にする方法です。

 

VRにより、トレーニングの標準化、客観的パフォーマンス評価が可能に

学習にVRテクノロジーを使用すれば、学習者のパフォーマンスに関するデータを収集し、特定のタスクにかかった時間、同僚とのコミュニケーションのとり方など、学習者のさまざまな側面を把握することを可能にします。このようなデータは、トレーニングプログラムの効率性やROIに関するフィードバックを得る手段ともなります。

 

VRにより、オンデマンドのカスタムトレーニングが可能に

若い世代の人たちは、柔軟かつ直感的に使用できるユーザーエクスペリエンス(UX)を求めています。VRを使用すれば、アクセスが簡単で、個々の学習者に合わせてカスタマイズすることができるので、このようなニーズに応えることができます。

テクノロジーを使用すれば、学習者が必要とされるタイミングで、少量のトレーニングを提供することにより、学習者の負担を軽減し、学習者が自分のペースで学習を継続することができます。直ちにフィードバックを得ることもできます。

 

テクノロジーによるエンゲージメント

ゲーミフィケーション機能は、学習に競争の要素を取り入れ、社会性やコラボレーションを伴うリモート学習を可能にします。このような機能による競争や成功は、学習者のエンゲージメントを高めることができ、学習効果が高まります。

 

VRは、時間や場所を問わず、効果的にトレーニングを提供する方法として有効です。VRであれば、ソーシャル、コラボレーションといった、対面式学習と同様の要素を実現し、効果的かつエンゲージングなトレーニングを提供することが可能になります。

 

元の記事:

https://trainingindustry.com/articles/learning-technologies/virtual-reality-for-a-new-reality-the-next-generation-of-remote-working-technology/

 

関連記事:

VRに関する他の記事

 

※このサイトに掲載されている一連の記事は、オリジナルの記事の全体または一部の概要を紹介するものです。正確なところはオリジナルの記事をご参照ください。