IPIニュースレター購読お申込み

2019.06.06

xAPIは実用化段階にきたのか、xAPIには何ができるのか

Written by

xAPI(Experience API : SCORMに代わるとされるeラーニングのための次世代の標準規格)がリリースされてから2019年4月で6年になります。しかし多くの人たちが、xAPIの実用化に疑問を抱いています。今日紹介する記事では、そのような疑問への答えや、xAPIの可能性が解説されています。

 

多くのベンダーがxAPIをサポートするようになり、市場もそれを求めています。以前はSCORMを要件としていた米国防総省の仕様にもxAPIが含まれるようになり、政府・一般企業両方のRFP/RFIの多くが、そのソリューションにxAPIを含めることを要件にするようになっています。

xAPIは、学習アクティビティやパフォーマンスに関する情報を記録、保存、検索できるようにするためのオープン仕様であり、それ自体が何かを行うものではありません。SCORMは、eラーニングの相互運用性を実現しましたが、学習や仕事を記録する方法としては十分ではありませんでした。

xAPIは、SCORMよりも多くの情報を収集、保存、検索できますが、自分の必要とする機能がSCORMで間に合うのであれば、xAPIに置き換える必要はありません。しかし以下に示すように、従来のLMSでは得られないようなタイプのデータを記録し、学習とパフォーマンスの関連性を理解したい場合にはxAPIが役立ちます。

 

  • eラーニング以外のアクティビティ
  • 点数、解答、所用時間、スコア、完了ステータス「以外」に関する学習情報
  • LMSの外部やオフラインで行われたアクティビティ
  • 複数の人が一緒に行ったアクティビティ
  • 複数の学習体験から得られた結果
  • ビジネス上の成果と学習データの関連性

 

もちろん、xAPIではなく他の方法によっても学習とパフォーマンスの関連性などを把握することは可能です。しかし、そのようなソリューションは、クローズドシステムであり相互運用性がありません。

元の記事:

https://www.learningsolutionsmag.com/articles/is-xapi-ready-if-so-where-are-our-flying-cars

関連記事:

「専門家いらず」の xAPI でも多様なデータをキャプチャーできる

※このサイトに掲載されている一連の記事は、オリジナルの記事の全体または一部の概要を紹介するものです。正確なところはオリジナルの記事をご参照ください。