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2020.06.18

ブレンド型学習をデザインするための10のベストプラクティス

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オンライン研修が定着しつつある中、対面式、オンライン、反転学習、パフォーマンスサポートなど、さまざまな要素を組み合わせて効果的な学習効果を生むブレンド型学習に再び注目が集まりつつあります。今日はこれに関するConnie Malamedさんの記事を紹介します。

 

ブレンド型学習は当初、教室で行われる対面式の教育に、オンラインの要素を加えることでした。現在のブレンド型学習は、「複数の方法を使ってトレーニングやサポートを与えたり、その効果を高めること」を言います。

 

ブレンド型学習の利点

  • 一つのメディアやデリバリー方法に制約されることなく、学習(パフォーマンス)目標を満たすことができる。
  • 継続的な学習を促進できる。
  • ソーシャル、コラボレーション、参加型など、インフォーマルな学習機会が増える。
  • 同期型、非同期型両方のアプローチを使うことにより、学習者がスキルを高め、それを適用する機会が増える。
  • やり方によっては、より迅速に能力を高める一方、コスト削減も可能になる。

 

ブレンド型学習の10のベストプラクティス

  1. 特定のテクノロジーを使うことを目的とするのではなく、学習目標を達成するために学習をデザインする。
  2. 会社の目標と学習目標を一致させる
    このようにすれば、社内でサポートを受けやすくなり、トレーニングを組織の指標に関連付けることにより、学習プログラムの成功を評価しやすくなります。
  3. ブレンド型の構成要素を全体として調和させる。
  4. 学習者の嗜好やコンテキストを考慮する。
    たとえば、それぞれの学習者が離れた場所にいるときには、自習型の学習より、オンラインでのディスカッションが好まれる傾向にあります。
  5. 既存のコースを作り直すのではなく、一からデザインする。
    ブレンド型には新たな視点が必要とされますが、既存のコースをもとにすると、以前の方法に縛られてしまいます。
  6. すべてのオプションを考慮する。
    コーチング、メンタリングなど、人を使うオプションも、ブレンド型の効果を高める要素の一つです。
  7. コラボレーション学習を活用する。
  8. すべての方法の適切性を客観的に検討する。
    自分の好む方法(たとえば、テクノロジーか対面式か)にこだわるのではなく、学習目標に最適な方法を選びます。
  9. パイロットプログラムを行って評価する。
  10. 学習者に準備させる。
    多くの人は、ブレンド型による方法に慣れていないので、それが効果的である理由や方法についてあらかじめ説明しておきます。

 

 

元の記事:

http://theelearningcoach.com/elearning2-0/best-practices-in-blended-learning/

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