IPIニュースレター購読お申込み

2019.04.03

学習の科学(Science of Learning)は職場の問題にどのように役立つか

Written by

この十数年の間に学習の科学(How We Learn, How People Learnなどともいわれる)に関する研究が進み、それを学校や職場の学習に取り入れようという動きが盛んになっているようです。

今の時代には、日々の仕事に多くの知識が必要とされると共に、必要とされる知識の変化も激しくなっています。また、モバイルデバイスの普及により、時間や場所を問わずに働くようになったほか、採用やスケジュール管理もオンラインで行われるようになっています。だから企業の学習部門には、このような状況で働く従業員の学習を支援し、将来的に必要とされる職務に備えることが求められています。

学習の科学は学際的な分野であり、学習による脳の変化(学習の神経科学)、テクノロジーを使用した学習、人間の心の働き(認知科学)などが研究されています。しかし、その研究範囲が非常に幅広いので、一般の人にはわかりづらいものとなっています。

ATD Science of Learningブログにも、学習の科学の基本に関する一連のブログが掲載されています。これは、Science of Learningというコミュニティを通じて、学習の科学の基礎的な知識を普及させ、職場の学習への適用を促す活動の一環だそうです。

この一連の記事は、世界的に活躍しているラーニング&パフォーマンスコンサルタントであるPatti Shankさんが執筆したものです。Patti Shankさんは、学習の科学を積極的に紹介しており、このトピックについて多数の記事や書籍を発表しています。

Patti Shankさんによる学習の科学に関する記事:

https://www.td.org/insights/todays-work-problems-how-can-the-science-of-learning-help

Patti Shankさんの以降のブログでは、学習の科学の基本が解説されています。このブログでもおいおい紹介していきたいと思います。

 

※このサイトに掲載されている一連の記事は、オリジナルの記事の全体または一部の概要を紹介するものです。正確なところはオリジナルの記事をご参照ください。