
変化の激しい世界に対応していくには、与えられたことだけを学ぶのではなく、自らすすんで学ぶ自律的学習者になる必要があります。今日は、Learning Technologiesカンファレンスに参加したある学習の専門家が、自律的学習に関連するセッションについて感想を述べている記事を紹介します。
職場の学習の世界では、従業員に学ぶべきことを指示する「プッシュ型」モデルだけではなく、必要に応じて自ら学ぶ「プル型」モデルも用意する必要性が唱えられています。
その一つが、「声に出して働く(working out loud)」です。「声に出して働く」とは、自分の仕事のやり方を目に見える形で表現することであり、それによって知識の共有が促され、職場に貢献することができます。また、自分自身も何かしらの見返りを得ることができます。
これには、人間関係を築き、物惜しみせず、仕事を目に見える形で表現し、目的意識に基づいて発見し、成長思考のマインドセット(growth mindset)を持つ必要があります(成長志向のマインドセットについては最近、論争が起こり、Dweck氏は自身の業績をここで弁護しています)。
「声に出して働く」人は、1) 自分が何を達成しようとしているのか? 2) 自分のゴールに関与するのは誰か? 3)自分はその人たちにどのように貢献できるか? を意識する必要があります。
自分の学んだことを人に説明することは、学習のためのよい方法であることを考えれば、この「声に出して働く」方法は、周囲のためだけでなく、自分自身のためにもなると思われます。
この記事では他にも、Learning Technologiesカンファレンス(2017年のもの)で扱われたトピックがいくつか紹介されていますので、ご興味があれば読んでみてください。
元の記事:
https://www.learnovatecentre.org/httpwww-learnovatecentre-orgp6082/?platform=hootsuite
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