
企業が世の中の変化に対応していくには、新たなことを学び続ける必要があります。これには従業員の学ぶ能力を発達させることが重要です。今日は、学び方を学ぶことに関してClark Quinnさんが解説している記事を紹介します。
世の中の変化のペースが激しいので、企業は単に最適な方法で業務を行うだけでなく、継続的なイノベーションが求められています。イノベーションとは本来的に、答えのわかっていない問題に取り組むことであるから、インストラクター指導の研修というフォーマルな方法では対応できません。従業員が仕事の内外で自律的に学ぶことが必要とされます。従業員が自律的かつ効果的に学ぶ能力を備えている企業は、それによって差別化が可能になります。
従業員が自律的に学習するよう促すには、まずその意識を高める必要があります。これには、通常の組織変革に使う方法(つまり、その重要性を宣伝し、自分自身がモデルとなり、そのためのリソースを提供し、そのための方法を理解できるようにする)を使うことができます。
そして、特定のスキルをサポートしたり、リソースの使い方や検索方法を教えたり、問題解決のコーチングを提供します。他の人と協力して働く方法を学ぶこと(人にフィードバックを与える方法、質問の仕方、多様性の価値、効果的なブレーンストーミングのやり方など)も重要です。
こうしたことは、組織ぐるみで行い、互いに学び合う必要がありますが、これにはその組織に、情報を安全に共有できる文化が必要です。学んだことを共有することは、効果的な学習方法のひとつでもありますが、情報を安全に共有できる文化がなければ、学んだことの共有が促進されません。
学習する組織を作りたいのであれば、学習を奨励する文化、学習をサポートするリーダーシップなどが必要です。企業文化を変えることは大変ですが、企業が成功するには、学ぶ文化があることが最も有利に働きます。
元の記事:
https://www.litmos.com/ja-JP/blog/articles/why-learning-to-learn-is-more-important-than-ever
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Clark Quinn氏による他の記事:
https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/
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