
最近ではさまざまなラーニングテクノロジーが開発され、学習科学に基づいていることを謳っている製品もあります。しかし、長年にわたってラーニングテクノロジーに注目し、学習科学にも詳しいClark Quinnさんによれば、そのようなテクノロジーには必ずしも学習科学が適切に取り入れられているとは限りません。
Quinnさんが最近のラーニングテクノロジーについて独自に調査したところ、非常に懸念される結果となったそうです。たとえば、単に情報を大量に与えてその知識をテストするだけで、学習者の認知的、感情的エンゲージメントを高める機能は備えていないツールが数多く見られるそうです。
導入しようとするラーニングテクノロジーに問題がないかをチェックするには、そのベンダーの上層部に学習科学について理解している人がいるかどうかを調べる方法もあります。ただし学習の専門家を擁している企業であっても、その人が適切に役割を果たしているかどうかは保証されません。
学習業界は流行に流されやすく、情報に基づいて判断できる消費者がいないことも問題の一端であるようです(別の記事を参照)。
そのラーニングテクノロジーが適切であるかを見極めるには、自分自身で学習科学についての知識を身につける必要があります。
元の記事:
Clark Quinn氏による他の記事:
https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/
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