
今日は、Clark QuinnさんによるL&Dエコシステムに関する記事を紹介します。
L&D(learning & development)エコシステムという考え方は、あまり考慮されていないけれども、職場の学習環境を一歩先に進める上で重要です。
このL&Dエコシステムというコンセプトの中心にあるのは、パフォーマンス(仕事上何かを行うこと)と能力開発の両方に必要とされるツールを用意することです。
スマートに働くには、単に新たなことを学ぶだけでなく、必要に応じて参照したり、誰かに訪ねたり、同僚と協力し合ったりするためのツールや仕組みが必要です。たとえば、特定のタスクを行うためのジョブエイド、チェックリストなどを用意すれば、わざわざトレーニングを行う必要はありません。このような方法は、物事が不安定、複雑で変化の激しい時代には特に役立ちます。
イノベーション、問題解決、トラブルシューティングといった、結果が予測できない状況に取り組むには、他の人との協力や、そのためのツールが必要です。
時間、場所、その他のコンテキストを追跡する機能があれば、職務に必要とされる情報やツールを適切な相手に、適切な方法、適切なタイミングで届けることができます。
こうしたことは、デジタルテクノロジーによって実現できます。
このような取り組みには、全体をみわたすマインドセットが必要です。いわゆる学習だけでなく、パフォーマンスも考慮し、フォーマルラーニングだけでなく、インフォーマルラーニングにも対応する必要があります。
エコシステムとは、バランスのとれた生態系(エコロジー)のことです。これは、さまざまな働き方をバランスのとれた方法でサポートすることであり、それにはエコシステム全体を意識して考える必要があります。
元の記事:
https://learningsolutionsmag.com/articles/quinnsights-musing-on-the-ld-ecosystem
Clark Quinn氏による他の記事:
https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/
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