
ATD 2019 Japan Summitでバーチャルセッションを提供するJennifer Hofmannさんは、過去20年以上にわたってオンライン研修を専門としてきたスペシャリストです。以前に紹介したHofmannさんの記事によれば、オンライン研修では、テクノロジーを巧みに使うだけでなく、感情的、知的、環境レベルで学習者をエンゲージする必要があります。今日の記事では、この3つの要素のうち「環境レベルで」学習者をエンゲージする方法が説明されています。
オンライン研修の環境は、学習者をエンゲージする上で重要な役割を果たします。ファシリテーターは、以下のようにしてオンライン環境を整えることによって、学習者のエンゲージメントを促すことができます。
- オンライン研修の環境を快適で使いやすくする
学習者が学習環境を心地よく感じていれば、学習に集中できます。オンライン研修では、発言したり、他の人とやり取りしたり、コンテンツにアクセスする方法を学習者がよく知っているようにする必要があります。
- すべての学習者がアクセスできるような多様な環境を用意する
学習者の必要に応じて多様なアクセス環境を用意すれば、積極的に学習したいという気持ちになります。
- 多様な意見を受け入れ、積極的な会話を促す
学習者の意見を受け入れれば、会話が活発になり、深い学習が生じます。ファシリテーターは、学習者が抵抗なく発言できるようディスカッションを導く必要があります。
- 学習者とファシリテーターの間の会話を促す
学習者が安心して発言できるようにします。
- 学習者が積極的に参加できるようにする
学習者が積極的に発言することにより、ディスカッションが次第に面白く、意義のあるものになっていきます。
- 新たな知識やスキルを取り入れ、変化しようという気持ちを促す
説得力のあるレッスンを提供すれば、学習者が新たなことを学ぼうとする気持ちが高まります。
- 学習者からの質問を奨励する
学習者は、ファシリテーターよりも他の学習者の発言に共感する傾向にあるので、学習者からの質問を促せば、他の学習者の注意を引きつけることができます。
- 学習者同士のやり取りを促す
学習者同士が、互いの発言内容に基づいて自分の意見を出すような、意味のあるやり取りが行われるように促します。
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https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/jennifer-hofmann/
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