
「測定できるものは改善できる」(Peter Drucker)そうですが、学習・人材開発(L&D)の職務に関連することは、必ずしも簡単に定量化することができません。今日は、これに関するClark Quinnさんの記事を紹介します。
L&Dに関連することは、必ずしもすべて測定することはできません。たとえば、従業員がどの程度組織にコミットしているかといったことは定量化が難しいものです。重要なのは、組織へのインパクトを測定することです。
多くの組織では、学習は効率性の点から測定されています(たとえば、学習部門の担当者一人あたりの従業員数、座席あたり1時間のコスト)。しかしこれでは、ビジネスにもたらす利益を測定することにはなりません。
ビジネスインパクトを評価するには、コース実施前、コース実施後のデータの両方が必要ですが、これを得るには、やり方とテクノロジーの両方を変える必要があります。現在のLMSは、単なるコースマネジメントシステムであり、本当の意味で学習を管理する機能を備えていません。
新たな測定方法
コースを依頼されたときには、期待されるパフォーマンスと現在のパフォーマンスの間のギャップに関するデータに基づいてコストを考えます。また、xAPIを利用すれば、L&Dの介入をビジネスデータに関連付けることもできます。
ビジネスへのインパクトを測定する
L&Dは、組織のビジネス上のインパクトを測定する必要があります。L&Dの取り組みに関する真のデータがなければ、L&Dへの投資の価値を証明することはできません。これは簡単なことではないけれども、それによって、長期的には組織の目的に適合し、貢献を証明することができます。
元の記事:
https://learningsolutionsmag.com/articles/quinnsights-the-difficulty-of-measuring-ld
Clark Quinn氏による他の記事:
https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/
※このサイトに掲載されている一連の記事は、オリジナルの記事の全体または一部の概要を紹介するものです。正確なところはオリジナルの記事をご参照ください。