
アメリカの学習業界では、最新のやり方やテクノロジーにすぐに飛びついて振り回される傾向があるそうです(この記事を参照)。今日は、このような傾向に対するClark Quinnさんの批判を紹介します。
学習に関する新たなテクノロジーや新たなやり方が、定期的に出現しますが、それは万能薬として機能するわけではありません。しかし私たちは、光り輝く新たな流行(shiny object)を追いかける傾向にあります。
最新のテクノロジーを試してみることは、面白いものです。最近では、マイクロラーニング、AI、AR、VRなどが流行しています。しかしこれらは、パフォーマンスエコシステム全体に対応できるわけではありません。
最新トレンドを捉え、それを理解するために試行し、組織のニーズに応えることは必要とされることではありますが、注意深く行う必要があります。
注意深さが必要とされる理由
最新であると宣伝されている利点は、実際とは異なります。データに関する誤解や、拡大解釈が含まれています。流行に流されてお金を無駄にするのではなく、一歩下がって重要なポイントを理解し、確実な学習デザインを行う必要があります。
一般に、新たなことを試した人は、自分の信じる利点を宣伝して回ります。しかしそれは話半分に聞く必要があります。
データに基づくとわれている場合であっても、それが本当に独立性のあるデータなのかに気をつける必要があります。「独自」調査という言葉にも注意が必要です。
流行に流されない方法
流行に惑わされず、学習を適切に判断・デザインするには、やみくもに試行するのではなく、質の高い基盤に基づいて試行する必要があります。これには、信頼のできる専門家よる出版物に従います。たとえば、Ruth Clark、Julie Dirksen、Patti Shankといった専門家は、質の高い学習のための書籍を出版しています。
元の記事:
https://learningsolutionsmag.com/articles/cargo-cults-shiny-object-syndrome-and-elearning
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Clark Quinn氏による他の記事:
https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/
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