
世の中の変化が加速しているので、新たなスキルを自分の力で迅速かつ適切に学ぶ必要性が高まっています。これには、自らの学習を自らがコントロールする能力(メタ認知力)が求められます。今日は、このメタ認知についての記事を紹介します。
メタ認知力があれば、自分で自分の思考や学習プロセスを意識し、それを適切にコントロールすることができます。
メタ認知の4つのステップ:
- 自分が何を学ぼうとしているのかを理解する。
- 学習目標を立てる。
- 学習の進捗をモニタリングする。
- 学習の方法や結果を評価する。
メタ認知スキルが役立つのは、特にレベルの高い困難な学習の場合であり、スキルの高い人ほどメタ認知スキルを備えているものです。一方、スキルの低い人は、自分の能力を評価するメタ認知力がないので、自分がうまくできていないことに気が付かない傾向にあります(以前の記事『初心者には適切な指導者が必要(Dunning-Kruger Effect)』を参照)。だからインストラクションを通じてこれを支援する必要があります。
インストラクションにメタ認知を取り入れる方法
自分が何を理解しており、何を理解していないのかを学習者自身が判断できるようにするには、質問したり、重要なポイントを学習者自身の言葉で答えさせたり、セルフテストを使ったりする方法が効果的です。
研究によると、重要なポイントを自分の言葉でまとめたり、言い換えたりする方法は、その意味を深く処理し、自分自身の理解を確認することに役立ちます。また、インストラクターが学習者の理解の誤りを見つけることにも役立ちます。
元の記事:
https://www.td.org/magazines/td-magazine/self-sufficient-learners-make-successful-workers
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