
オンライン研修(バーチャルトレーニング)のスペシャリストであるCindy Huggett氏によれば、ライブで行われるオンライン研修には、ウェビナーやWebカンファレンスとはまた異なる工夫が必要とされます。
ライブオンライン研修では、明確な学習目標の達成が求められるので、学習者が孤立感や不安を抱いたり、メールを見るなど、同時に他のことを行ってしまうと、学習効果が低下します。だから、以下の点に注意する必要があります。
4分ごとに何らかのインタラクションを行う(学習者とやり取りする)
人間が物事の集中できる時間は限られています。だから対面式授業の場合は通常、10分に1回は、話題を切り替えたり、異なるアクティビティを行ったりする必要があると言われています。しかしオンラインの場合は、対面式の方法よりも人の注意を引きつける要素が少なく、学習者が飽きてしまいがちなので、これよりさらに短い間隔(Huggett氏によれば4分)で、インタラクションを行います。これには、オンラインツールの機能(挙手、チャット、質問など)を活用します。1つのセッションは60分以内とします。
ファシリテーターが十分に準備する
ライブオンライン研修をファシリテートする際には、一度にさまざまなことを行う必要があります。トラブルを避けるには、ファシリテーターが、使用するツールに十分に習熟している必要があります。これには、たくさんの練習が不可欠です。
プロデューサーを(またはファシリテーターをもう一人)用意する
ライブオンライン研修では、やることがたくさんある上、技術的なトラブルもつきものです。だからファシリテーターが一人で研修を行うのではなく、このような技術的側面をサポートしてくれるプロデューサーと一緒に行えば、研修内容に集中することができます。
参加者にも準備させる
学習者の側も、研修で使用するツールや環境に不慣れであれば、学習効果が上がりません。学習内容や使用するツールについて知るためのセッションを事前に行っておき、実際の研修がスムーズに進められるよう準備しておきます。
元の記事(ビデオ):
https://www.td.org/videos/effective-virtual-training-a-road-map-to-success
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