
コロナウイルスの蔓延により、従来の教室型トレーニングの脆さが明らかになりました。今日紹介する記事では、ポストコロナ時代に求められるトレーニングの形態が示されています。
インストラクターによる対面式トレーニングは、ファシリテーターや学習者が物理的に移動し、集まる必要があるので、コロナ時代には現実的ではありません。しかし、単に既存のトレーニングを「バーチャル(オンライン用)」に変換するだけでは、効果的なトレーニングを提供することはできません。
教室型トレーニングを真に効果的なオンライントレーニングへと変換するために必要とされること
教室型トレーニングで使っていた教材を単にオンライン用に変換したり、ファシリテーターの講義をそのままオンラインで行ったり、録画して視聴できるようにする方法は、学習者にとって退屈で非効果的なやり方です。
- ファシリテーター自身のトレーニング
教室型トレーニングをオンラインで行うときには、ファシリテーターがオンライン用の「ヒントとテクニック」を学ぶ必要があります。ファシリテーターが、オンライントレーニング用のソフトウェアの機能を理解している必要もあります。 - コンテンツを再デザインし、ブレンド型にする
オンライントレーニングへと変換するときには、オンライン配信に適した形式にコンテンツをデザインし直す必要があります。オンライン学習を適切にデザインすれば、従来の教室型と同様の効果を生むことができます。これには、ブレンド型アプローチが有効です。ブレンド型は、以下の4つの要素で構成されます。- 基本知識を学ぶための自習型のデジタルマイクロモジュール:単にテキストを読ませるのではなく、短い単位で基本的な知識を伝えるものとなるようにします。
- 双方向性のある学習アクティビティ:双方向性があることにより、エンゲージメントを高めることができます。
- パフォーマンスサポート:これは学習アクティビティのときに使います。
- 学習コミュニティ:他の学習者とのコラボレーションを通じてスキルや知識を学習・適用できるようにします。
元の記事:
https://www.chieflearningofficer.com/2020/07/31/virtual-learning-the-future-of-classroom-training/
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