
今日は、Bob Pike Groupのブログにあったオンライン研修に関する記事を紹介します。
オンライン研修は、非常時の緊急手段としての教室型学習の代替ではなく、適切に行えば、教室型以上の効果を生み出せる可能性もあります。これには、オンライン形式に適したコンテンツを開発したり、学習プログラムやプレゼンテーションを適切に設計・構成することなどが必要とされます。
以下にそのための5つのヒントを示します。
- 学習者を知る
これはオンライン固有のことではありませんが、トレーニングコースを開発する前には、その対象者と学習目標を明確にしておく必要があります。そして、学習者が真に必要とする情報のみを提供するようにします。
- わかりやすい構成にする
コンテンツの構成が整理されていなければ、効果的に記憶することができません。コンテンツは、はじめにトピックの概要を示し、それを重要なコンポーネントにブレイクダウンします(イントロ、本体、まとめ、の順に)。次のトピックに移る前に、必ずまとめを入れます。各トピックのタイトルは、内容に関連のあるシンプルで思い出しやすい言葉で表現します。
- 短くシンプルにする(各トピックが5-6分)
バーチャルトレーニングは、「少ないほど効果的(less is more)」です。研究によれば、10分以上かかるコンテンツを与えても、認知的過負荷の状態となり、学習が妨げられます。各トピックが、5-6分になるようにします。各トピックに、ちょっとしたアクティビティ(クイズや練習問題など)を含めることにより、脳をエンゲージさせ、モチベーションを維持します。難しい専門用語は避け、わかりやすい言葉で表現します。
- インタラクティブで視覚的にする
魅力的な視覚要素を使うことは重要ですが、やりすぎてはいけません。シンプルでわかりやすい図や画像を使います。箇条書きを使う場合は、一画面あたり4~6個の短い文章を使い、フォントや余白のバランスにも注意します。テクノロジーを使って、インタラクティブにします(投票機能などを使う)。学習者が抵抗なく使えるよう、アクセスやナビゲーションが簡単なテクノロジーを使います。
- 効果を測定する
バーチャルトレーニングの質を高めていくには、アセスメントを行う必要があります。アセスメントを行えば、単に学習者の知識やスキルをテストするだけでなく、問題のある部分(たとえば、特定のモジュールの成績が極端に低い場合には、その内容に問題があります)を明らかにすることができます。アセスメントは、各トピックについて行います。
元の記事:
https://www.bobpikegroup.com/trainer-blog/five-tips-for-virtual-training-success
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