
今日は、パソコンやスマートフォンのディスプレイで何かを読むことが、理解の妨げとなる場合があることについての記事を紹介します。
デジタル画面は、紙に比べて理解を低下させます。
デジタル画面上のテキストを読む場合と、印刷物を読む場合の違いについての研究は、過去20年以上にわたってさまざまに行われており、その結果もさまざまです。ここでは、今の所真実と考えられている研究結果を紹介します。
記憶
画面で読むより印刷物で読んだほうが、内容をよく思い出せることを示す研究があります。印刷物は、デジタル画面にはできないような方法で記憶を助けている可能性があります。印刷物は、コンテンツの場所を特定しやすく、構成が明確なので、内容を適切な構成で記憶できることが、記憶を助けていると考えられます。
理解
画面で読むと、印刷物で読んだ場合より理解が低下することを示す研究があります。画面のナビゲーション方法に問題があることが、理解を妨げていることがその理由として考えられます。紙の場合は、特定の部分を見つけて読み直したり、特定の部分にメモを書くことが簡単ですが、画面の場合は、必ずしもそれを簡単に行うことができません。
読むスピード
紙の場合より画面で読んだ場合のほうが、読むスピードが遅くなることは、多数の研究で明らかになっています。テキストが長くなると読むスピードが低下することが、その理由のひとつとして考えられます。レスポンシブデザインの場合、デザイナーが文の長さをコントロールできません。
画面/紙どちらが好まれるか
ほとんどの人は、画面よりも紙で読むことを好みます。これは、画面の解像度や読みやすさなどが理由として考えられます。人はそもそも、紙で読む方に慣れているという理由もあります。
元の記事:
https://www.td.org/insights/what-do-you-know-do-we-learn-less-from-screens
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