
ブレーンストーミングは、発想法として広く使われています。しかし、今日紹介する記事によれば、それを効果的に使うには少し工夫が必要なようです。
ブレーンストーミングを行う場合、大人数が一箇所に集まり、それぞれのアイデアを出し合います。ブレーンストーミングのよいところは、より多くの人の意見を集めて検討するところにあります。
しかしこのとき、その場で最初に話をする人の考えが、他の人の思考に影響を与えてしまい、完全な意味で偏りのない意見を集めることができなくなってしまいます。
また、その場にいる支配力、説得力、権威のある人の意見が、影響を与えてしまう場合もあります。
よいブレーンストーミングのモデル
ブレーンストーミングで話し合う問題やトピックをあらかじめ参加者に知らせておくか、または他の人の考えを聞く前に、自分だけでその問題について考える時間を与えます。
ブレーンストーミングに代わる方法であるブレーンウォーミング(brainswarming)やブレーンライティング(brainwriting)と呼ばれる方法では、集まって話し合う前に、アイデアについて個別に考えておきます。
また、個人の影響力による偏りを避けるには、人に対してではなく、アイデアに対してフィードバックを与えるように注意します。
最近では、ブレーンストーミングに効果がないことが盛んに議論されるようになり、Forbes誌やFast Company誌、New Yorker誌などで、この話題が取り上げられたそうですが、やり方を工夫すれば効果をあげることが可能だと考えられます。
元の記事:
https://www.td.org/insights/how-to-brainstormfor-better-results
Clark Quinn氏による他の記事:
https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/clark-quinn/
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