
コロナのせいでオンライン学習が普及していますが、Donald Clarkさんが、米政府が発表したオンライン学習の効果に関するレポートを紹介してくれています。学習には、さまざまな条件がからむので、以下の見出しを鵜呑みにすることはできないと思いますが、これは以前にこのブログで紹介した記事『テクノロジーを使った学習の効果に関するメタ分析レビュー』の内容とも一致しているように思います。以下、その概要です。
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このレポートは、Richard Clark、Dexter Fletcherといった質の高いアドバイザーが参加しており、1996~2008年というスコープが対象となっている。また、効果が明確に測定されており、ランダムアセスメント、コントロールグループが使われている。
ブレンド型がベスト
オンラインと対面式の要素を組み合わせたインストラクションは、対面式のみや、オンラインのみのインストラクションよりも効果が高い。
オンラインは対面式より効果が高い
このメタ分析によれば、平均すると、オンライン学習した学生は従来型の対面式インストラクションを受けた学生よりも成績がよかった。
オンラインのほうがタスクに熱心に取り組む
オンラインで学んだ人は、対面式で学んだ人よりも、タスクに取り組む時間が長かった。
ブレンド型とオンラインの効果は同様
一つの研究内で、ブレンド型と純粋にオンラインの学習を実施した場合は全般に、同様の学習成果となっている。
詳しくは、当該のレポートを参照してください(PDF):
Donald Clark氏の記事:
http://donaldclarkplanb.blogspot.com/2009/09/fascinating-report-from-us-department.html
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