
Chad Udell氏は、Float社のManaging Partnerであり、学習にテクノロジーを活用することに関して長年の経験があります(2019年のATD Japan Summitへの来日も決定しています)。今日は、このChad Udell氏が、最新テクノロジーを学習に活用することについてBrandon Carson氏の著書『LEARNING In The Age Of IMMEDIACY』で語ったインタビューを紹介します。
最新テクノロジーと学習
ウェアラブル、センサーといったコネクテッド(インターネット接続された)デバイスは、職場で必要とされる新たな情報やサポートを、従業員自身がその必要性に気づく前に検知し、提供することを可能にします。
このような最新のデバイスを職場に取り入れるときには、一度に大きなソリューションを作るのではなく、概念実証(proof-of-concept)プロジェクトやパイロットプログラムといった小さな取り組みから始めます。
IoEはまだ新しい領域なので、それが学習効果を高めることができるかどうかは未知数です。しかし理論的には、IoEによってコンテンツへのアクセス性が高まり、それによって学習効果を高めることができます。
ラーニングリーダーは、このような職場の生産性に影響を与えるテクノロジーに関心を持つ必要があります。
データドリブンな学習組織
最近では、学習と学習者に関連する大量のデータを収集することが可能になりました。データをキャプチャーすることは非常に簡単ですが、それだけでなく、そこからどのような結果を得たいのかに集中して、的確な分析を行うことが重要です。
従来型の学習データしかキャプチャーできないような古いタイプのLMSは、データドリブンな学習組織に不可欠な存在ではありません。今使っているLMSに代わる、意味のある分析を行う機能を備えたプラットフォームはすでに多数存在しており、導入を検討するだけの価値があります。
参考文献:
『LEARNING In The Age Of IMMEDIACY』 Brandon Carson
Chad Udell氏による他の記事:
https://www.ipii.co.jp/archives/tag_blog/chad-udell/
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