
今日は、選択式問題の効果を高める方法についての記事を紹介します。
一般に選択式問題は、単なる知識の習得レベルを把握する手段として使われていることが多く、それほど学習効果がないと考えられています。しかし使い方によっては、選択式問題でも学習内容の理解を深めることができます。
これには、選択式問題に答えるときに、学習者にそう答えた理由を説明させます。このようにすれば、その答えを選ぶ理由を明確にする必要があるので、学習者が深く考えるよう促すことができます。誤った答えを選んだ場合であっても、誤りである理由を考えさせることになります。
研究によれば、答えの理由を適切に説明できる学習者の方が、そうでない人よりも多くを学んでいるそうです。
しかしテストの場合、答えの理由を説明させると、採点の手間が増えてしまうという問題もあります。
この記事では、答えの理由も選択式で選ばせる場合の例が示されています。この例は、最初の質問で正しい答えを選ばせた上で、その次の質問では、その答えの理由を説明している選択肢からさらに選ばせるようになっています。このようにすれば、採点の手間を減らすことができます。
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