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学習科学の研究者が教える効果的な学習方法:デュアルコーディング(dual coding)
2021.04.13

これは、科学的根拠に基づく学習方法を普及させるためのサイト「The Learning Scientist」に掲載されていた効果的な学習方法シリーズの6番目の記事の紹介です。
デュアルコーディングとは?
デュアルコーディングとは、言葉による教材と視覚教材を組み合わせる学習方法のことです。同じ情報をふたつの形式(言葉と視覚要素)で示すと、それをふたつの方法で覚えることができ効果的です。
デュアルコーディングを行う方法
- ます、テキストなどで、言葉と視覚要素が組み合わされているものを見つけ、その言葉が視覚要素をどのように説明しているかを考えてみます。逆に、視覚要素が、言葉によるその説明をどのように表現しているかも考えます。
- さらに、視覚要素だけを見て、それが何を意味するかを自分の言葉で説明してみます。この場合も逆に、テキストに書いてある言葉を見て、それを自分で視覚化してみます。
デュアルコーディングの後に行うべきこと
上記のようにして学習したら、今度は、その情報を自分で思い出してみます。これには、その概念を自分の言葉で表現したり、図や絵を描いてみます。
元の記事:
https://www.learningscientists.org/blog/2016/9/1-1
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