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【講師インタビュー】日々のアップデートと「自然体」で受講者の成長を支える——松井講師
2026.04.15
IPIの講師陣の中でも、Office研修を中心に、受講者との対話を大切にした指導で高い評価を得ている松井講師。
常に最新情報を取り入れながら、自然体で受講者一人ひとりと向き合う松井さんの研修へのこだわりと、受講者への想いを伺いました。

松井講師プロフィール▶︎ https://www.ipii.co.jp/toshiyuki-matsui/
Q. 講師になったきっかけと、この仕事の魅力教えてください。
講師の道に進むきっかけは、大学時代にゼミの仲間へパソコン操作を教えていたことでした。当時使っていた表計算ソフトは Lotus 1-2-3。人に教えるうちに、「教えることって意外と楽しいな」と感じるようになったのが原点です。
当初は講師を目指していたわけではなく、就職説明会でITスクールの仕事を知ったことがきっかけで、この業界に足を踏み入れました。
大学時代には独学で表計算ソフト(Excel)の学習を始め、アルバイトでも同ソフトを使う業務を選ぶことで、自然とスキルを磨いてきました。就職後は、WordやExcelを中心としたOffice系ソフトウェアの研修を担当するようになりました。
この仕事の魅力は、「教えることそのものの楽しさと、受講者が理解し、成長していく姿を間近で見られる」点にあります。長年使い続けているExcelについては、「自分の意思をソフトが汲み取ってくれるような感覚」があり、日々の業務に欠かせない存在になっています。
Q. 現在担当している分野と、ご自身の専門性は研修でどう活かされていますか?
主に担当しているのは、Microsoft 365を中心としたOffice系ソフトウェアの研修です。新入社員向けというよりも、オープンコースや一社研修など、すでに社会人として業務に携わっている方々を対象とした研修が多いです。
私の専門性は、特定分野への特化ではなく、常に最新情報をアップデートし続ける姿勢にあります。例えばExcelでは、毎年のように新しい関数が登場するため、SNSなどで情報を収集し、実際に試したうえで研修に取り入れています。
「最近こんな関数が出たんですよ」といった一言を講義に添えることで、受講者にとって実務に直結する学びにつながるよう、常に研修目線で情報をチェックしています。
また、講師としての経験は事務業務にも活かされております。
事務業務での工夫が、自分の研修内容に活きたりもするので、業務同士が良い循環を生んでいます。
Q. 研修を行う上で大切にしている指導スタンスを教えてください。
最も大切にしているのは、研修を一方通行にしないことです。
講師が話すだけの研修では、受講者の記憶に残る割合はごくわずかです。だからこそ、受講者自身が考え、気づくきっかけをつくることを常に意識しています。
一方で、時間が限られている研修や、受講者の反応が薄い場合には、無理に双方向にこだわらず、一方通行に切り替えることもあります。その際は、より分かりやすく、より丁寧な説明を心がけ、受講者を置いていかないよう配慮しています。
また、受講者の属性に応じて指導方法を使い分けることも大切にしています。
新入社員研修では集中力を維持するために小休憩をこまめに挟み、社会人向け研修では業務に即した具体例や、新しい関数などの補足情報を積極的に取り入れています。
研修全体を通じて大切にしている考え方は、「自分がやられて嫌なことは、人にしない」という、とてもシンプルなものです。
特別な指導法というよりも、常に受講者の立場に立ち、安心して学べる場をつくるため、日頃からの基本的なスタンスとして意識しています。
Q. 研修設計・準備において意識していることはありますか?
研修準備で意識しているのは、できるだけ早めに準備を終わらせることです。
講義の1週間前までには、テキストやレッスンプラン、演習課題などの準備を完了させ、心に余裕を持った状態で研修当日を迎えたいと考えています。
早めに準備を終えることで、内容の改善点に気づいたり、変更に柔軟に対応したりすることができます。また、資料の修正が必要な場合も、前回の講義が終わった直後に対応し、直前まで作業を残さないようにしています。
講師という仕事は、「構えて向き合う」ものではなく、自然体でいられるほど好きな仕事です。日常生活の中でも、ライブやスポーツ観戦、飲食店での接客など、一流のサービスに触れるたびに「これを講義でどう活かせるか」と考えることが、スキルアップにつながっています。
Q. 講師としてのやりがいを感じる瞬間を教えてください。
最近、最もやりがいを感じるのは、受講者が自分自身で「気づき」を得た瞬間です。演習中の会話を通じて、「あ、そういうことか!」と腑に落ちた表情を見ると、この仕事をしていて良かったと感じます。
また、質問を重ねる中で信頼関係が築かれ、受講者の表情が柔らかくなり、笑顔が増えていく変化を感じられることも、大きなやりがいの一つです。

Q. 思い出深い研修エピソードや、講師としての成長のきっかけを教えてください。
成長のきっかけとなったのは、答えるのが難しい質問をしてくる受講者の存在でした。その場で答えられなかった疑問を後から調べることで、自身の知識が深まり、その学びを次の研修へと還元できています。
受講者とともに成長し続けること。それこそが、私が講師という仕事を長く続けてきた理由です。
Q. 受講者の方々へ、研修を通してどのような未来を届けたいですか?
受講者の皆さんには、研修で得た知識を自分の中だけに留めず、周囲の人へと伝え、広げていってほしいということです。自分が伝えた知識が、受講者を通じて世の中に広がっていく未来を思い描いています。
また、新入社員に対しては、スキル以前に、挨拶や整理整頓、時間を守るといった社会人としての基本の大切さも伝えています。