
ゲームを使った学習については多くの研究が行われており、インストラクションデザインに役立つ多くの知見が得られているそうです。今日は、学習におけるゲーミフィケーションの第一人者であるKarl Kapp氏による記事を紹介します。
学習ゲームの分野では多数のメタ分析(複数の研究の結果を比較対照したり、組み合わせたりすることによる統計的方法)が行われています。このような研究の結果、ゲームによる学習について以下の3つのガイドラインが得られています。
- 学習カリキュラムにゲームを取り入れる場合は、以下の3つのステップをとります。
- インストラクターが学習者にゲームを紹介し、そのゲームの学習目標と、ゲームによって何を学ぶことができるかを伝える
- 実際にゲームを行う
- ゲームが終わったら、ゲームから学んだことについて振り返りを行う
- ゲームのやり方を指示する
ゲームのやり方についての指示がないと、ゲームから学ぶのではなく、ゲームのやり方を学ぶことに時間をとられてしまいます。まずやり方を指示すれば、ゲームが意図する学習に集中することができ、学習効果が高まります。
- ゲームの目標と学習カリキュラムの目標を一致させる
学習ゲームの効果は、学習目標や学習者の特性を考慮して設計することによって高めることができます。ゲームの目標が学習カリキュラムの目標が密接に関連しているほど、ゲームの効果が高まります。
元の記事:
https://www.td.org/insights/three-research-based-guidelines-for-implementing-games-into-instruction
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