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【講師インタビュー】「分からなくていい」から始める学びで、受講者の一歩を支える——井出講師

2026.04.01

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IPIの講師陣の中でも、新入社員研修を中心に、受講者一人ひとりの理解度に寄り添った指導で信頼を集めている井出講師。「分からないことを、分からないと言える空気づくり」を大切にしながら、人としての成長も見据えた研修を行う井出さんの想いを伺いました。

井出講師プロフィール▶︎ https://www.ipii.co.jp/manabu-ide/

Q. 講師になったきっかけと、この仕事の魅力は何ですか?

新卒でシステム開発企業に入社し、2年目の新人研修でプログラミング言語の研修を担当することになったのがきっかけです。なぜ自分が講師に抜擢されたのかは覚えていないのですが、大学時代に教職課程を取得していたこともあり、講師という仕事自体には元々興味がありました。

最初はスポットでの担当でしたが、その後もSEとしての業務と並行しながら新人研修に携わり、4年目には半年間の新人研修をまるごと担当するようになりました。

講師という仕事の魅力は、やはり人と関わり合える点にあります。経験を積むことで教え方に余裕が生まれ、教える内容が伝わりやすくなるなど、成長を感じやすい仕事だと感じています。特に、初めて勉強する人に「ああ、なるほど」と腑に落ちた表情を見せてもらう瞬間が、一番嬉しいです。

Q. 現在担当している分野と、ご自身の専門性は研修でどう活かされていますか?

現在は、主に新人研修を担当しており、ほぼ一年中新人研修に携わっています。

担当分野はネットワークが中心ですが、コンピューターの基礎やネットワークの基礎系といった内容も扱っています。

私の専門性としては、長年ネットワークの研修に携わってきており(Cisco認定なども含む)、ネットワークの基本的なところは、できるだけ相手に理解してもらえるよう分かりやすい研修を提供できる自負があります。

前職では、メインフレームという大型コンピューターを使ったシステム開発や運用を経験していました。この当時の技術や経験が直接今の研修に活かされているわけではありませんが、世界の(技術の)本質は実は変わってなくて、コンピューターの基本構造が変わっていないという点に注目しています。メインフレームから現在のサーバー等に環境がシフトしても、システム全体の構造やプログラムに対する考え方が根本的に変わっていないため、最新の技術動向にも話についていくことができています。かつてMicrosoft認定コースでOS研修も担当していた経験も相まって、情報システム全体の話や、プログラミングの話も「言語が違うだけの話で言っていることは分かるな」と全体像を把握しながら対応できるのが強みです。

Q. 思い出深い研修エピソードや、講師としての成長のきっかけは何ですか?

講師としての姿勢を大きく変えるきっかけとなったのは、以前オープンコースを担当していた時に、受講者から受けた質問です。

その方は「書いてあることは読めば分かる。知りたいのは、ここに書いてあることが一体どういうメリットがあるんですか、逆にこれがないとどういうデメリットがあるんですか」と問いかけてきました。 経験が浅かった当時の私にとって、この問いは、テキストの内容をなぞるだけでなく、「今後の講義をどう組み立てていくか」に大きく関わる重要なものでした。この経験がなければ、おそらく講師としてのプレゼン力や説明の仕方といったところに意識が及ばないまま進んでいたと思います。

Q. 研修を行う上で大切にしている指導スタンスを教えてください。

最も大切にしているのは、受講者に受講者の理解が表面的なものにとどまらないようにすることです。最初から理解できなくても問題ありません。分からないことをそのままにせず、安心して質問できる環境をつくることが、学びの第一歩だと考えています

指導スタンスとしては、できるだけ一方的にならないように、双方向で研修が進むよう意識しています。具体的には、質問をする機会を設けたり、休憩時間の会話を大切にしています。特にネットワークのように見えない部分が多い難しい分野では、受講者が苦手意識を持たないように、その人がイメージできるものに置き換えて説明する工夫をしています。

また、新人のうちはなかなか質問しづらい人もいるため、「質問は自分のためだけじゃなくて、自分が疑問に思っていることは、他にも疑問に思っている人がいるはず。その人たちのためにも質問してみましょう」と伝えることで、質問しやすい環境づくりを意識しています。

質問が少しでも増えてきたり、技術的な用語を使って会話ができるようになったりと、受講者の変化を重要視しています。

Q. 研修設計・準備において意識していることはありますか?

最近はオンライン研修がメインになっているため、資料を重視しています。

会話だけでは補いきれない部分を、資料をパッと見てある程度イメージできるように意識していますが、1ページあたりの情報量とのバランスは今でも試行錯誤が続いています。

資料は毎年、色使いやレイアウトなどの細かいアップデートを意識して実施しています。

また、講師、CM(クラスマネージャー)、事務局といったチームとの連携では、「できるだけ会話が途切れないように」することを意識しています。スタッフの皆さんが裏で様々な作業を行ってくれるおかげで、我々講師は研修に集中できるため、相手が気持ちよく作業してもらえるよう、言葉遣いや伝え方、情報共有のタイミングには気を配っています。CMに対しては、早い段階で情報を共有し、スムーズに業務できるように配慮しています。

Q. 講師としてのやりがいを感じる瞬間を教えてください。

やはり、座学や演習中に、受講者が深く納得した「腑に落ちた」表情を見せてくれた時が、一番嬉しい瞬間です。教える仕事をやっていく上では、反応を返してもらうことが大切だと感じています。

Q. 受講者の方々へ、研修を通してどのような未来を届けたいですか?

受講者の皆さんには、研修で得た知識を現場でちゃんと使えるようになってほしいと願っています。内容を理解した上で、アウトプットすることを常に意識してほしいと、新人研修中にも伝えています。

また、技術以前に「技術の前に人ありき」を大切にしてほしいと伝えています。

現場に出たばかりの段階では、難しいことができるようになる必要はなく、基本的なことに沿って行動してほしいと考えています。


IPイノベーションズの新入社員研修の詳細は、以下よりご覧いただけます。

Written by : ipi