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【セミナーレポート】新人研修だけじゃない!マネジメント研修でも活かせるAI人材育成ツール「reflect」

2025.11.12

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株式会社IPイノベーションズは2025年11月7日(金)、株式会社リフレクト社との共催セミナーを開催いたしました。今回のテーマは「新人研修だけじゃない!マネジメント研修でも活かせるAI人材育成ツール reflect」。

本セミナーでは、

  • AI人材育成プラットフォーム「reflect(リフレクト)」の基本機能
  • マネジメント研修で効果を発揮する待望の新機能「AIロールプレイ」

について、reflect開発者の三好淳一氏よりご紹介いただきました。

AIを活用した人材育成支援ツール「reflect(リフレクト)」とは

「reflect」は、人材育成・マネジメントをWith AIで支援するSaaS型プラットフォームです。従業員本人の振り返りをAIコーチングを通じて促し、継続的なスキルアップを支援します。従来の集合研修では限られていた「実践練習」や「個別フィードバック」の機会を大幅に増やすことができるのが特長です。

3つの主要機能のご紹介

1. AI日報(振り返りと評価の自動化)

AI日報機能は、日報・週報・研修報告書などの振り返り内容を投稿すると、AIコーチが即座にコメントや評価を行う機能です。

振り返り作成とAIによる支援

ユーザーが「出来事・学び・アクション」を投稿すると、AIコーチが共感や励ましを交えながらアドバイスを提供します。AIには社内ルールや資料を読み込ませることができ、会社独自の知識に基づいた回答も可能です。

客観的なAI評価と成長の可視化

AIコーチは投稿内容を自動評価し、経済産業省の「社会人基礎力」を基にした12項目でスコア化します。評価理由や改善提案も示され、週次・月次での成長データを可視化できます。

チームでの共有とコンディション管理

振り返り内容はチームで共有でき、コメントや「いいね」で相互フォローが可能です。さらに、モチベーションや体調などのコンディションデータもリアルタイムで確認でき、異常があればメンターやマネージャにアラート通知が届きます。

2. AIコーチング(音声対話による深掘り)

AIコーチングは、社員一人ひとりが専属のAIコーチと音声対話形式でセッションを行う機能です。

必要な時にいつでも気軽に利用可能

聞きたいことや相談したいことを、時間を問わずAIに相談できます。研修中や業務中でも、自律的な学びを支援します。

対話とアクションの自動化

AIはコーチングメソッドに基づいて現状把握からアクション設計までを支援。対話内容はサマリー化され、具体的なネクストアクションを提案。GoogleやOutlookカレンダーとも連携できます。

この機能は、マネージャー層が壁打ち相手として利用するケースにも適しています。

3. AIロープレ(実践的な対話シミュレーション)

AIロープレは、様々な「人格」を持つAIを作成し、音声でロールプレイングを実施できる機能です。終了後には即座に評価が表示されます。

多様なシミュレーションが可能

  • マネジメント研修:部下役のAIと面談練習
  • 営業研修:顧客対応の練習
  • クレーム対応や面接練習など、幅広く応用可能です。

簡単な人格設定と評価軸のカスタマイズ

対話相手AIと評価AIを自由に設定可能。人格、評価軸、評価基準を柔軟にカスタマイズできます。

詳細な評価と履歴の記録

ロールプレイング終了後、AIが点数と総評を提示します。会話ログや録画データも残り、継続的な改善に役立ちます。

導入事例紹介:様々な業種・階層での活用

reflectは、大手企業を中心に幅広く導入されています。今回は、実際に様々な現場でどのように活用され、どのような導入効果があったのかご紹介いただきました。

1. 金融機関での活用事例

新入社員研修に導入し、半年間で1,839回のAIフィードバックを実施。

人による対応時の約6倍のフィードバック量を実現しました。そして、ハイパフォーマーほどAIへの質問・振り返り回数が多いという相関も確認されています。

2. 大手不動産企業での活用事例

人事マネージャーをAI化(AI金子さん)し、理念に基づくアドバイスを提供。

会社の理念や行動規範に基づいたアドバイスにより、新入社員が自社の価値観を深く理解するきっかけとなりました。

3. 人材サービス企業での活用事例

ミドル層向けの行動変革プログラムにreflectを導入。

参加者の8〜9割が意識変容・行動変容を実感し、本格運用へ拡大しました。

その他、人材サービス、製造業、教育機関など、幅広い業種での導入が進んでいます。

まとめ

AIは「人の代わり」ではなく、「人の可能性を広げる」パートナーへ

今回のセミナーで印象的だったのは、AIが単に“効率化のためのツール”ではなく、人の成長を支える存在になっているという点です。例えば、人格をカスタマイズできるAIコーチや、ロープレ機能、成長を見える化する仕組みなど。いずれも人がより良く働くためのサポートとして機能していました。

reflectの事例から見えてきたのは、「AIが人を育てる」ではなく、「AIが人と一緒に育つ」時代が始まっているということ。一人ひとりの状況に寄り添いながら、振り返りや練習を後押ししてくれる。そんな“新しいパートナー”として、AIが人材育成の現場で当たり前に存在する日も、そう遠くないのかもしれません。

reflectの導入をご検討中の方や、詳しい資料をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
貴社の課題や目的に合わせたご提案をさせていただきます。

メールでのお問い合わせ:reflect@ipii.co.jp
サービス紹介はこちら:https://www.ipii.co.jp/service/reflect/

Written by : ipi